御前崎BFTの初日、天候の理由もあって駿河湾内の相良焼津沖の
石花海、せのうみ、というところでカジキが釣れています。
駿河湾は、黒潮の枝流も入ってくるし、黒潮の表層水だけでなく、
深層水の海流も入ってきます。
多くの場合、表層水も深層水も東の西伊豆沿岸から入り、
駿河湾最奥の田子の浦、片浜海岸まで差し込みます。
片浜海岸の沖では湧昇流が沸き、岸からシイラやカツオなどの
回遊魚が釣れるポイントです。
また、湧昇流のフチにあたる沼津土肥の沖はカツオ、メジがほぼ周年居つきます。
湾奥に差した潮は駿河湾の西を抜けて御前崎沖から太平洋に出て行きます。
この潮の勢いが強いときには御前崎の東沖が荒れるので航行注意です。
この湾奥から西の沿岸を抜ける潮の通り道にある瀬を
石花海、せのうみ、と呼び、漁師さんの有数の漁場になっています。
駿河湾でカジキが付く、居るといわれるポイントは、
下田のイカ場から西伊豆沿岸の大陸棚の駆け上がり、
カツオ、メジの付く、土肥沖。
それに、石花海 です。
相模湾と駿河湾はよく似ていて、同じように黒潮の枝流や深層水が入り、
湾奥の城ヶ島の西で深層水が沸き、湧昇流を作ります。
その湧昇流のフチに当るところに、城ヶ島パヤオがあり、
カツオやメジが付く漁場になっています。
23日の相模湾の流れを示したデータですが、
城ヶ島の西沖で湧昇流が沸いているのがわかります。
ちなみに、ここの海底に深層水の取水口があります。
沖が荒れたとき、という条件付きかもしれませんが、
真剣に狙えば駿河湾内でもヒットコールの嵐になるのですから、
相模湾内のカジキも真剣に狙えば結果が出るようにおもいますが・・・
昨年10月には土肥沖で100kg超のクロカワがトローリングで
揚っています。湾内は水温の変化が少ないのでカジキも長居するかも。
・・・・沖に出られないと、
こんなことばかり考えます・・・・
カジキ・マグロトローリング【ビッグゲームルアーズ】