「 BIG GAME 」 第 5 号に、
カジキの視覚を含めた感覚に付いての面白い記事も載っております。
側線が成長するに従い、皮膚の下に埋没して行くのは、
側線はカジキの捕食等には、さして重要ではないのではないのかも、
というような内容もあります。
ルアーズの仮説ですが
カジキの側線は広い海ではあまり役に立ちません。
ですからカジキはビルという巨大なアンテナ型の情報収集器官を
手に入れました。それゆえ役にたたない側線は退化していきました。
ビルは水中の小さな振動を受信し、ラッパ型の形状によって増幅された
その振動を直接頭蓋骨に伝えることで、数キロ先のカツオやイワシの情報を
手に入れることが出来るようになりました。
視覚に頼れない深海のベイトの少ないところに住むメカジキは
さらに大きなアンテナが必要だったので、体長の半分ほどもある
巨大なビルを手に入れたのです。
カジキのビルにリーダーが触れるとカジキが怒る、
ビルの付け根をバットで叩くと一発で脳震盪を起こす、
いずれも与那国の漁師さんたちの話ですが、
ビルが感度の高い器官だということがうかがえます。
以上がルアーズの仮説です。
そんな重要な器官でカツオを叩いたりしますかねえ???
が、疑問ですが。
この点についても、ビッグゲーム誌5号の59ページに
一部それらしいことが触れられています。
カジキに聞けばすぐわかるのでしょうが、
推測と仮説と実証を積み重ねていくしかないですが、
結局のところカジキのことはカジキに聞かなきゃわからないことだらけです!!
カジキ・マグロトローリング【ビッグゲームルアーズ】