2006-04-28
あるぽん
カツオもつれませーーん
カツオは22日に1尾しか釣れなかった後、26日に僕1人で敵討ちに出て、
見事返り討ちにあいました。当たりもかすりもせずのまるボーズです。
まわりの漁船はパラパラ釣ってたんですけどね。
週後半は天気がいいのを横目に滋賀と大阪で反省会してます。
連休前半はカツオを釣りたいバネをめいっぱい縮めておいて、
後半は三輪崎へ帰って釣りに出ます。
すさみのT丸の船長が教えてくれたのですが、アウトリガーもセンターも
ラビットの後ろに20号ぐらいのオモリを付けてルアーが跳ねないように
しないと今のカツオは食わないんだそうです。
ペンショートに2.5号ぐらいのスカートをセットしたルアーで
釣れるはずだから、それで試してみろと言ってました。
それと、潜行板を使わんとあかんぞとも言ってました。
黒潮は一時よりも近付いてきましたが、ワイルドキャットで釣りに行ってる
約20マイル沖(北緯33度20分台)のエリアはカツオの釣れ方が
安定しません。釣れない日はたくさん釣ってる漁船で20~30本、
釣れる日は50本以上とムラがあります。
ここ10日ほど何100kgと釣ってきてるのは黒潮の水温が高い所を
越えた向こう側で、三輪崎からだと60~80マイル沖です。
カジキはここしばらく釣れた話を聞きません。
キハダはときどき釣ったり切られたりしてるようです。
2006-04-16
あるぽん
カジキのフックアップ率
カジキがルアーを食おうとするときに、角はとても邪魔になると思います。
ルアーの前にリーダーがあるから、それに角が当たって邪魔になる
のかもしれません。それがフックアップ率の低い原因の一つではないかと
僕も思います。ほかの魚でカジキほどフックアップ率が低かったら、
ルアーかリギングかその使い方に相当深刻な問題ありですもんね。
カジキのフックアップ率向上やフックオフ対策については、永久に悩み
が尽きないかもしれません。
カジキが何回もルアーにアタックしてくるときの様子を見てると、
明らかにどんどん興奮してきてるように感じます。
そんなときに誘いをかけて最後に突っ走ったときは、フックアップ率が
高いですね。そういうカジキ釣りが好きなので、ワイルドキャットはできるだけ
コンパクトなスプレッドでカジキが釣れるようにしてます。
ボートが小さくて引き波や航跡も小さいから、近い位置でルアーを
引くことができます。アウトリガーは短めで、角度も低めです。
僕がセットしたルアーの位置が近いのにびっくりする人がたくさんいます。
経験者からも近過ぎるんじゃないかと言われるぐらいですが、
それで釣れるんだったら絶対にその方が面白いと思ってます。
実際、釣れてますしね。
雑誌は舵社のボートクラブを毎月買って読んでますが、
あれをゲームフィッシング寄りの内容にして、ボートオーナーだけでなく
一般アングラーも対象にするのがいいかもしれませんね。
そこでトローリングをどう扱うか。へたに載せたら、一般の読者からそっぽを
向かれます。いまだにトローリングというと、そんなイメージを持たれています。
だから釣り雑誌やテレビの釣り番組はトローリングを歓迎しません。
これはアプローチが間違ってるからです。あんな遠い外国へ日数かけて
釣りに行けない、あんな高価なボートは買えない、そんな記事や番組ばかり
だから拒絶反応が起こるんだと思います。
自分もやってみたくなるような、自分でもカジキが釣れそうな、
そんな記事だったら喜ばれる可能性はあると思うのですが、
そういうことを実践してるトローラーが日本には少ないんですよね。
普及にはまだまだ時間がかかりそうです。
今日は天気はよかったんですが海は大荒れでした。
明日には波が落ちて、明後日ぐらいにはひさしぶりに沖へ出られそうです。
ルアー、楽しみにしてます。
2006-04-16
ルアーズ
カジキのビルは巨大な感覚器官・・!
智丸の船長もビルは感覚器官といってましたか。
それは間違いなさそうですね。
感覚器官のビルでベイトにタッチすることはあるかもしれませんね。
味見みたいなものでしょうか。
カジキがルアーに寄るとき、口がルアーに寄るより先に、
ビルがリーダーに触れてしまうことが多々ある、と思えませんか?
そのときにカジキが嫌がって、というか怒ってビルを振って・・・・
・・・どうなるんだろう?
八点鐘は昔のスポーツアングラーです。
http://www.sport-anglers.com/
カジキトローリング専門試が出来たら楽しいですね。
ビッグゲームからトローリングまでの道標になるよう、
みんなで盛り上げていきたいですね。
Wcat ブラックキャットでカジキ釣ってください。
シーズンはじめは小型ルアーがいいのかな?
2006-04-16
あるぽん
カジキのストライクシーン、 カジキに聞いて見なけりゃ・・・
うーん。そう言われたら、自信がなくなりますねえ。
カジキが角でルアーを叩くのを目の前で見たわけではありませんから……。
確かに角を振り立てながらルアーにアタックしてくるのは見えるけど、
ルアーを食おうとして追いかけた来たら自然と角を水面から出して振り回してる
ように見えますもんね。リーダーやヘッドに傷が付くのは、食いにきたときに
角が当たってるだけかもしれません。
カジキの角が敏感な気管であることは、すさみの智丸の船長も言ってました。
ランディングのときに、角をつかんだらバットで頭を叩くのではなく、大きな木槌で
角を頭に向かって打ち込むように叩きます。その方が簡単に弱るんだそうです。
そこまではわかるのですが、ルアーやフックが角にからむことがよくあるのを
どう説明すればいいのかという問題が残ります。食ってきたときに、
たまたま角にからんだんだとしたら、角にからむ確率よりも口にフックアップする
確率の方がはるかに高いはずではないかと思うんですよね。
角にからむことがあまりにも多いから、角でルアーに触りにきてるんじゃないか
と考えてるわけです。角で叩くという感じよりも、触ってみて確かめてるのかも
しれません。食ってきてるのだったら、カジキの口の硬さを考えても、
ほかの魚にくらべてフックアップ率やランディング率が低過ぎる。
そんなところです。本当のことはカジキに聞いてみないとわかりませんが……。
八点鐘さんって、頭の中で舵社と一緒くたになってるのですが、別の会社ですか。
どんな雑誌を出してるんでしょうか。よくわからないのですが、
トローリング専門誌でしたら、僕もお手伝いできることがあるかもしれません。
アメリカで出版されてるMarlinとかSports Fishingみたいな雑誌が大好きで、
日本でもああいう楽しい雑誌ができないかとずっと思ってました。
出版が実現するのが楽しみです。
来週できてくるスピンカットとバレット、ブラックキャットは製品版ですか。
これまでにお送りいただいたプロトモデルがたくさんたまって、
わけがわからなくなりかけてます。
まとめてお返ししますが、スカートはセットしたままの方がいいでしょうか。
ヨコワを釣ったスピンバレットはリギングしたままの方がいいですよね。
2006-04-16
ルアーズ
カジキのストライク シーンの拙い仮説
誘いのテクニックはワイキキのマギージョーのキャプテンに教えてもらいました。
はじめは5m10mで誘って食わなければ、30mくらい伸ばして誘いなおしてました。
昨年はルアー回収時のヒットが多かったと聞いてますが、誘いが効いたようです。
大王みたいに1マイル四方ボートだらけのときなどは誘わないと寄っても
食って来ないようでした。
自分でもおかしいと思ったときはすぐ誘いを入れるようにしていますが、
誘っているルアーに食ってくるより、その隣のルアーに食ってくることが
多いのが腹立ちます(笑)。誘いが雑で荒っぽいんでしょうね。
まあ、見るのとやるのでは大違いということでしょうが、
自分の性格そのまんま現れてるような気がして考えると凹みます・・・
関東で50lbタックルで成果を挙げているといっても特別なことを
しているわけではありません。ドラッグ値を下げるのでフックアップしやすい
細身のフックつまり小さめの9/0、10/0を使うということです。
小さめなので針先と軸の広い7732を使うことが多いようです。
昨年10本近くあげたボートはパラレルリグを使ってました。
http://www.biggame-lures.com/item/ETC/Lures_rig.htm#DHP
ヘッドにアタックするという自分なりの仮説ですが
仮説A
よく泳ぐベイトや大きめのベイトにはカジキは頭を狙って横や下からアタックしてくる。
頭をつぶして弱ったところを咥えなおしてベイトの頭から飲み込みなおす。
よく泳ぐルアーにはカジキは頭を狙って横からアタックしてくわえる。
ルアーが引っ張られるので、横取りされようとする状況打破のために
ヘッドを咥えたまま走る。
その時点で、フックがカジキにかかることもあるが、
ヘッドの硬さの違和感、引っ張られる違和感で、何パターンかの行動に出る。
咥えたヘッドを放して、バレる。
咥えたヘッドを放して、フックが運良くかかる。(ダブルフックは運もダブル?)
ヘッドを咥えたままジャンプを繰り返してルアーを放してバレるか、
フックが引っかかる。
まだ他のパターンもいくらでも出てくると思いますが、とりあえずこんなところで・・・。
仮説B
すいすい泳ぐベイト、俊敏な泳ぎをしない小型のベイトにはカジキは
後ろからアタックして尻尾から丸咥えする。
(マグロ系の食い方でフックは後ろ寄りがいい?)
イカルアー、バレット、チャガーなどの小型のスイスイルアーには
カジキは後ろからアタックして尻尾から丸咥えしようとする。
その時点で、フックがカジキにかかることもあるが、ヘッドとフックを咥えたまま
ヘッドの硬さの違和感、引っ張られる違和感で、何パターンかの行動に出る。
以下Aと同様
以上からスイスイ小型ルアーはフックを後寄り、
よく泳ぐルアーはフックを前寄り、ということでいかがでしょうか・・・???
ビルでルアーを叩くという説にはどちらかといえば疑問に思っています。
カジキのビルというのは、側線のような巨大な感覚器官の役割も持っている
ように思います。イルカも鮫もビルにあたる鼻先部分に感覚器官持ってます。
与那国の太郎丸さんは、カジキのビルにリーダーが触れると怒る、
というようなことを言ってました。
カジキが音や振動に敏感なのは頭蓋骨と一体になった巨大な感覚器官を
持つから、という説は納得しやすいです。
ビルでルアーを叩くという説を否定する人も何人かいます。、
漁師船にも乗って、200本近いカジキを見てる人ですが驚くほど目のいい人です。
飛ぶ鳥の目がどっちを向いているか見えるというからちょっと信じがたいですが。
ビルを振りたててくるけど、ルアーやベイトをビルで叩くところは一度も見たことが
ない、といいます。
もしビルが感覚器官だとしたら、ビルに与える振動でカジキは脳震盪起こす
ほどのダメージを受けるでしょう。リーダーが触れただけでカジキが怒ると
いうのもうなずけます。水中ビデオなどカジキのビデオも20本ぐらいみてますが、
ベイトにビルでアタックしているシーンはありません。
カジキがベイトにアタックして弱らせるというのはそのとおりだと思いますが、
ビルでアタックをしているのでしょうか?
こんなことばかり考えているとすぐ1日過ぎちゃいます。
やっぱり、カジキに聞いてみなくちゃわからないことばかりですね。
ハァー・・・・考えるよりもカジキの海に行きたいです
来週スピンカットとバレット、Bキャットが出来てきますので送ります。
ややこしくなると思いますので、プロトタイプは新しいのと交換で後日
送り返してください。フックは新しいルアーに付け直してください。
鈴木
PS、八点鐘の須賀社長が昨日浜松に昼に来て夜まで話し込んでいきました。
ビッグゲームというカジキ専門誌の創刊を考えているようで、市場の大きさ等の
話をしていきましたカジキのチャーターボートの発展が日本の市場の大きさを
左右するという話になりました。つまりワイルドキャットの発展が
日本のカジキトローリングの発展に大きな影響を与えるということです。
2006-04-16
あるぽん
カジキのストライクシーンの想定と誘いのテクニック
カジキのストライクがあってフックアップしなかったときに、ルアーのヘッドや
リーダーに傷が付いてザラザラになってることがよくあります。
と言うか、カジキのシーズン中はリーダーがザラザラになりまくりで、
交換するのと新しくセットするのとでリーダーを1シーズンに100mぐらい
消費してしまいます。
ヘッドやリーダーに傷が付くのは、角でルアーを叩きにきてるようです。
正確にルアーのヘッドを狙ってるかどうかはわかりません。
狙ってるけどルアーのアクションや波の影響やらで命中しなかったときに
リーダーに傷が付いてのかもしれません。
魚の頭を叩いてクラッシュしようとするというのは僕は思い付きませんでした。
漠然とベイトを角で叩いて弱らせると思ってましたが、
確かにそうかもしれません。次からはそういうことも意識しながらルアーや
リーダーの傷をチェックしたいと思います。
ルアーを叩きにきたときに、はずみでフックが角に引っ掛かって、
それで驚いて走って行くことがよくあって、たいていファイトを始めてすぐ
フックアウトしてしまいます。ワイルドキャットでファイトまでいってから
フックアウトしてるうち3分の2ぐらいはこのケースだと思います。
昨シーズンで5回前後でしょうか。フックアップせずに角に引っ掛かってるだけで
寄ってくることもたまにあります。リリースするときはめちゃ楽ですが、
バラすのは腹立ちます。それをなんとかキャッチしたいと思っていろいろ
考えてしまいます。もし全部釣れたら、昨シーズンは10本を越えてますからね。
なんとかしたいものです。
僕はなんとかシングルフックで釣りたいのですが、なかなか気持ちよく掛かって
くれません。2001年のシーズンに5本釣ったときは、ほとんどミスなしに
キャッチできて、うち4本がチャガーにきました。
3本は上顎の角の付け根のど真ん中にフックがグッサリ刺さって、
頭蓋骨を突き破って外まで貫通してました。ルアーのサイズが小さめだから、
パックリ食ってくれたんじゃないかと思います。それにくらべるとコナカット
やモールドクラフトはストライクは多いけどフックアップ率が落ちます。
ストライクが多くて、フックアップ率も高い、最大公約数的なルアーって
どんなのかと思っていろいろ試してますが、まだまだ正解には遠い感じです。
ストライクがきてフックアップしなかったときに、リールのハンドルを
断続的に回して誘いをかけますが、その前にいったんドラグレバーを
フリーにしてラインを伸ばしてやらないといけません。
よくわかってないアングラーは誘いだけかけたりしてますが、それでは
効果半減以下です。ラインを伸ばしてルアーの動きがなくなったときに、
カジキはベイトが弱ったと思って近付いてきて、次に泳ぎ始める瞬間に
高確率でアタックしてきます。ドラグレバーをフリーにして5~10mぐらいライン
を出して、レバーを戻した瞬間か、最初の誘いで一気に食ってきて突っ走ります。
カジキ釣りで最高に面白い瞬間です。オーストラリアでデッドベイトを引いてるときに、
ラインをゴムバンドで止めたところからロッドティップまでの間を大きくたるませて
るドロップバックと同じ理屈です。
トローリングのアングラーは、魚を待ってる間やファイト中は大して上手下手なく、
少し経験すればすぐにそれなりの動作ができますが、カジキがルアーを
追いかけてきたときやファーストランの間に何をしようとするかを見てると、
どれぐらいの経験があるかわかります。
カジキの動きをよく見ながら、誘いをかける準備がちゃんとできるかどうか。
どんな誘いのかけ方をするか。ストライクミスしたときに次のストライクに
対処する動きができるどうか。
アウトリガークリップが外れたけどランしなかったときに、ロッドはそのままにして
先にアウトリガーのコードを引き戻してクリップに掛けなおす準備ができるかどうか。
ストライクがきてカジキが突っ走り始めたら、そのロッドはほっといて
先にほかのロッドのルアーを回収しようとするかどうか。
いろんなアングラーがいますが、ストライクの瞬間を見てると面白いです。
ところで以前いただいたメールの中に、中部から関東では50ポンドタックルで
ダブルフックのルアーを使って高確率でカジキをキャッチしてるアングラーが
いるという話がありましたよね。これはどんなルアーでどんなリギングを
してるのでしょうか。できればこちらでも試してみたいと思っています。
2006-04-16
ルアーズ
カジキのアタックは・・・?
話は変わりますが、カジキがフックアップしないときに
ヘッドとリーダーだけに傷が残ることも多いと感じたことありませんか。
ボクはそういうことがあると感じていてカジキはルアーのヘッド部分に
攻撃してくる、つまりベイトの頭をクラッシュして殺してから
食いなおそうとするときに、ばらしているのではないか、と考えられませんか。
ジギングルアーも最近はヘッド位置につけるアシストフックが主流で、
アシストフック以外のフックははずしてることもあるようです。
アシストフックの流行でフックアップが随分良くなったというのと
同じ要件ではないか と思ったりしますが、どう思いますか。
カジキ・マグロトローリング【ビッグゲームルアーズ】