カジキ・マグロトローリング
ワイルドキャットコラボ情報  2005年12月中旬② [カジキ マグロ トローリング]
2005-12-19
ルアーズ
スピードは重要なファクターですね。 好みもありますし・・

 僕が送ったプロトバレットは高速で曳くと水面で暴れてるだけになると思います。
でもバレットでもいいかもしれませんね。
大きめの重量のあるソフトバレットがありますから、それも一緒に送ります。
自分なりにスカートだけ付けておきます。
送る高速ルアーは大小あるのですが、大きいのしか見つかりませんでした。
小さい方がいいと思うのですが。大きいほうは80lbで曳いた方がいいとおもいます。

  MAX16ノットの表記が入っていますが、スピードは試してみてください。
フックはあるぽんのリグだとフックが暴れてスカートにからむと思います。
固定したギャフリグ送ります。フックも小さめ10/0ですが、我慢してください。
ヒットの瞬間のテンション考えるとドラッグは通常より低く設定した方がいいように思います。

  MMルアーの話も聞いて改めてトローリングスピードの重要性を感じました。
7ノットと8ノットの間には何か境目があるようですね。
個々のルアーのベストスピードをどちらにあわせるかが重要になってきます。
プロトバレットとプロトカットはアイをシールで入れるつもりですが、
6~7ノット仕様はアイに6の表示を入れるつもりでいます。

  プロトのバレットもカットも、小さくてよく動くので、調整が難しいです。
重いほうのバレットは55gだったと思います。
今回送った分は樹脂が柔らかめですぐ切れると思います。
次回送る分はもっと硬い製品になると思います。

  これらのプロトルアーは本格的カジキルアーというより、
ジギングロッドで始めるライトトローリングのスタータールアーで、
シイラ、沖サワラ、マカジキ、マグロが釣れて
カジキもヒットしてくるルアーというコンセプトです。

  26フィートクラスのフィッシャーに乗って、沖釣やジギングやってる人たちが、
ちょっとトローリングしてみたくなったので、深海竿やジギングロッドで、
PEラインのままやってみよう、というユーザー対象です。
大シイラや沖サワラ、マグロといったターゲットを中心にカジキだって喰ってくる
ルアーを想定しています。

服部さんが曳いてくれるお陰でだんだんメドがたってきました。
そろそろ次のSCチャガータイプのルアーの企画に入ろうと思います。
本格的なカジキルアーですから7ノットから10ノットのレンジで曳けるようにしたいです。

服部さんとのやり取りの中にトローリングの大切なファクターが
すごくたくさんあるように思います。
いい勉強になります。


2005-12-19
あるぽん 
ルアーとスピードの関係は重要です

ルアーの重さの話はたいへん参考になりました。トローリングスピードが関西はスロー
で関東は早いというのは、僕が思ってたのとだいたい合ってたので、なるほどです。

ハイスピード用のルアーは、カジキやカツオ釣りで串本大島の沖まで行くときに、往
き帰りは穏やかなときで18ノット前後、荒れてるときは12ノットぐらいで走るのです
が、ちょっとぐらいスピードを落としてもいいから、その道中に引けるルアーがない
かと探してました。カツオが釣れる潮筋から出て、水温が18度台まで下がった所でキ
ハダがストライクしてくることがあります。カジキは思わぬ所でウロウロしてること
があります。だけど、そのためだけに延々1時間も2時間もトローリングスピードで走
り続けるのは、僕はがまんできてもゲストが嫌になってしまいます。そのときに使う
ことを考えれば、12~14ノットぐらいで引いて、いいアクションしてくれるのが理想
です。それで釣れたのがシイラだったとしても、それはそれで楽しいですよね。カジ
キが掛かってゴーするときは、僕のボートで2000回転、14ノットぐらいですから、そ
のままフックアップでちょうどいいかもしれません。フレンチブルから送っていただいた
バレットの重いのは、そういう使い方もできないかと考えてたのですが、無理でしょ
うか。

MMルアーは、7~8ノットぐらいまでが適当だと思います。
これをMM君が使うと、まったく釣れる気がしないそうです。MM君は8~9ノットぐ
らいのトローリングスピードが好みですから、アクションが合わないんでしょうね。
その逆で、MM君のシェルヘッドを僕が使うと、ほかのルアーの方が圧倒的に釣れて
しまいます。MM君がワイルドキャットで自分のルアーを使えば、速いスピードでちゃ
んと釣れます。9ノットというのは、中部の人がよく釣りに行ってる錦の宗丸のトロー
リングスピードです。宮島君のまわりの人は、ほぼ全員それぐらいのスピードが好み
でしたので、トローリングスピード一つ取っても狭い日本の中でお国柄があるのだな
と思いました。関東方面のことは、僕には知り合いもいなければ情報もないのでわか
りませんでした。フレンチブルの話を聞いてよくわかりましたが、10ノットというのは
僕の想像を絶する世界です。確かに、勝浦のトーナメントのときに、やたら速いボー
トがいました。もしかしたら10ノットぐらいで走ってたのかもしれません。

フレンチブルから届いたルアーとワイルドキャットから降ろしてきたタックルで、海の家
の客間がひどいことになってます。お客さんが来ない冬の間は、いつもこんな感じで
す。こうやってタックルの整理やリギングをしながらFブルとメールのやり取りを
させていただいてると、ついつい話が長くなってしまいます。気軽にトローリングの
話を出きる相手が僕にはいないもので、申しわけありません。明日は風がましになり
そうなので、4日ぶりに海に出る予定です。いろいろお話しさせていただいてると、
試してみたいことがたくさん出てきて、ちょっと混乱してきました。まずはバレット
のアクションをもう一度見ないといけませんね。それでは、明日がんばってきます。


2005-12-18
ルアーズ 
関東では8~9ノット、関西では7ノット、 フックの重量もしっかり影響出るはずです

フックについては、
  大きくて太いー小さくて細い、
  シングルーダブル、
  固定ーフリー、

様々な意見があり、それぞれのフック、リグでもちゃんと実績でてます。
今年の様子聞いていても、どのフック、リグ使ってもバラす人はバラしたし、
あげた人はきっちりあげました。
8~9ノットで曳く方はダブルが多いし、6~7.5ノットで曳く方はシングルが多いですね。

  他の釣りでもそうですが、小さいフックを好む方も多いですし、
大きいフックを好む方もいます。ほんと、みんなの勝手がでますが、それでいいと思います。
最終的にはどれがいいかの決定は我々じゃなくて、ルアーに合わせて決める
のがいちばん自然で、理に適うように思います。

  トローリングスピードに関しても各人各様まちまちですね。
相対的に言って関西はゆっくり、関東は早い感じがします。
カツオからカジキに入った方がゆっくりなんじゃないでしょうか。
ルアーも関西で作られたルアーも当然その遅いスピードに合わせて
作られていることが多いようにおもいます。

某メーカーのプロト作ってるOさんはカジキを6.5ノットで曳きます。
某メーカーのルアーは9ノットで曳くより7ノットで曳く方がいいにきまってます。
でもそんなこと知らずに曳いています。
お客さんで某ルアーばかり30本くらい持ってるがシイラしかかかってこない、
といってる方がいました。聞くと9ノットで曳いてるとのことでした。
遠州灘から関東は8ノットから10ノットが標準です。
日本の場合、7ノット派と8~9ノット派に分かれていますね。

世界ではハイスピードトローリングというのがあって、
10ノットから16ノットで曳くそうです。
ハイスピードルアーには、up to 18knots なんていうのもあります。
ポイント移動中に1本流しておくようです。
1度16ノットで曳いてみましたが、100mくらい先でルアーが
すごいスプラッシュ上げてました。
迫力あって面白いですが、カジキ喰ったらラチェットぶっ壊れそうです。
服部さんも試してみますか。次回1本送りますので、
移動中にセンターで80mくらいに曳いてください。
釣れた話は直接には聞いていませんが。

その逆にセイルボートルアーといって、
ヨットなどで3ノット~6ノットで曳く超低速ルアーもあります。
錘を入れてないnon weighted の軽いルアーです。
ライブベイトの3ノット時にティーザー兼用で表層で曳くこともあります。
与那国の太郎丸さんも使ったのには驚きました。勉強してますね。

輸入ルアーは8ノット以下では動きが悪くなることがあります。
逆に漁具屋さんで売っている国産無垢ルアーはばらつきがありますが、
6~7ノットで動くルアーが多いように思います。

フックについてもそうですが、
だいたい9/0が13g、10/0 で17g、11/0 が24g、12/0は32gです。
ルアーヘッドの重さを5g10g単位で作り変えていくのにフックだけで8gも違うと、
水流の抵抗も考えれば、ルアーの動きは全く変わってしまいます。
ダブルなら、なおさらです。
小型のルアーには小型のフックが自然かもしれません。

カツオ、シビルアーくらい小さいとまた考え方が全く違うようです。
ルアーの動きを目でおえない(目が悪いので)のが実情ですが、
小さいので割といい加減でもそれなりに出来ます。
ヘッドの形状よりフックの方が抵抗が大きくて、
大きめの2又針付けただけでルアーの動きが決まっているのではないか、
と思うことさえあります。

アウトリガーの高さや柔らかさまで考え、ティーザーだヒコーキだとなると・・・
  わけわかんない・・!!

それ以上は混乱してきますので、あまり考えないようにしています。
アクションについても、魚っぽく動けばそれでいいですし、
いろいろな動きのルアーがあっていい、とおもいますし、
服部さんとやり取りしていて、感覚は似てると思っているので、
理解しやすいです。

楽しくなくなったら楽しいルアーは作れないです。
○”ウルスはいいルアーを作りすぎてマニアックになって、
楽しくなくなってしまった事が敗因だったようです。

まあ、あまり追い詰めずに、楽しくやりましょう。
新年のシビが入るときはマカも入ってくるのですか。
串本沖の冬のマカジキも有名ですよね。


2005-12-18
あるぽんのトローリングスピードの標準は・・7.5ノット

 熊野灘は北西風にめっぽう強いので、ルアーを引くだけなら真冬でも大丈夫。出られ
ます。次はたぶん火曜日以降になると思いますが、またアマダイ釣りの往き帰りに、
今度は6ノットで試してみます。バレットは9/0フック、カットは10/0フックにかえ
て引いてみます。

 僕のリギングは鈴木さんの想定よりもフックがだいぶ大きめみたいですね。自分では
ぜんぜん大きいつもりはないのですが……。鈴木さんのお話をうかがって、カジキに
小さなフックというのを研究してみたいと思ってます。

  僕が言ってるルアーのアクションと鈴木さんが理解なさってるアクションが一致して
るかどうか不安です。ルアーのアクションをビデオで撮影して見ていただくのが一番
間違いないのですが、1人ではなかなかビデオの撮影まで手が回りません。一緒に釣
りをさせていただく機会を少しでも多くして、そのあたりの摺り合わせをする必要が
あるかもしれません。

  トローリングスピードですが、僕はカジキ釣りのときでもめったに8ノットを超える
ことはありません。だいたいいつも1150回転で7.5ノットぐらいです。カツオ釣りの
ときは1100回転で7ノットが標準です。魚が見えてるのにストライクしてこないとき
はルアーの動きでだまして食わせるために1150回転、7.5ノットまで上げることがあ
ります。ストライクがあるのに掛かりが悪いようなら1050回転、6.5ノットぐらいま
で落とすこともありますが、6ノットまで落としたことは今までありません。カツオ
がストライクしてきて、ボートのスピードを落としてる最中に追い食いしてくること
はしょっちゅうあるので、遅くても釣れるとは思いますが、やってみたことがないの
で何とも言えません。来シーズンはペンルアーで試してみたいと思います。

 ゲストのルアーを使って、何ノットで走ってくれと言われたときはそれに合わせます
が、自分のペースで釣りをするときは、普通は魚種を問わず1100~1150回転、7~7.5
ノットの範囲内で走ってます。スピードをかえると釣りのリズムが狂ってしまいます
し、ルアーもすべてそのスピードに合わせてるから、特別の理由がない限り、なるべ
くかえたくないんですよね。これは、各地のキャプテンに聞いても、いろんなリクエ
ストのうちトローリングスピードをかえるのが一番嫌なようで、ものすごくジェント
ルマンのキャプテンが露骨に嫌な顔をしたこともあるぐらいです。スピードをかえろ
と言われるのは、自分のメソッドを否定されてるような気がするんじゃないかと思い
ます。

 自分には自分の考えが、ゲストにはゲストの考えがあってしかるべきだと僕は思って
ますから、歩み寄れないときはゲストの考えを優先させます。それができなかったら、
そこらの漁師のおっちゃんが漁の片手間にやってる貸し切りカジキ釣り遊漁船と同じ
ことになってしまいますからね。そんなのはゲームフィッシングのチャーターボート
ではないと僕は思ってます。

 ボートのスピードがかわると、ルアーのアクションも当然かわってしまいますから、
試作ルアーをお送りいただくときは、標準スピードを指定していただいた方がいいか
もしれません。まずそれで試してみて、次に僕の好みで試してみるようにします。そ
うしないと、テストの基準が取れませんからね。基準のないテストをいくらやったと
ころで、それでは素人の釣り自慢と同じです。

例えばバレットの重さ違いを左右のアウトリガーで同じ距離で引っ張ってみて、それ
で一定時間に水面に何回出たかをカウントして、走る方向をかえて平均を取って比較
する。それぐらいしないと本当のテストとは言えないと思います。波とか風とかのコ
ンディションが違うときに何回もテストする必要もあるでしょうし、ワイルドキャッ
トのように短くて低くセットしたアウトリガーとビッグボートの長いハイアウトリガー
ではテストの結果が違って当然です。おまけにキャプテンの好みでトローリングスピー
ドもかわってくるし……。

 魚がよく釣れるよいルアーというのは、それぐらい幅広い使い方をカバーして当然だ
と思うのですが、デザインする方はたいへんですね。テストをしていて心配なのは、
自分の使い方がデファクトスタンダードから近いのか遠いのかということです。たと
え僕が使ってよく釣れても、それが世界標準からはるかに遠い使い方なら、ほかのア
ングラーが使ったらさっぱり釣れないかもしれません。そんなローカルスタンダード
にはまり込みたくないから、いろんな所へ行って、いろんな釣り方を見てくるのです
が、もうその多彩なことと言ったらきりがありません。かえって迷ってしまうぐらい
ですから困ります。

 こんなおこがましいことを言うのは、カジキ釣りのトローリングスピードが8~9ノット
とフレンチブルが今日のメールに書いておられたのが気になったからです。それが標
準だとすると、最高10ノットぐらいまで上げることもあるのでしょうか。そうなると、
ルアーのデザインから重さまで何もかもかわってくるのではないでしょうか。このあ
たりのことは僕にはわからない世界です。

残念ながらライブベイトの釣りはオーストラリアで少しやったことがあるぐらいで、
自分ではやったことがありません。ワイルドキャットでカジキ釣りのときは、シイラ
とカジキ以外の魚が一番いない時期なので、ライブベイトで釣ろうとすると、へたし
たらエサ釣りで1日終わってしまいます。それ以前に、ライブベイトを使うにはその
ための装備が必要だし、難しくて手が出せないのも事実です。自分1人ではやり難い
という事情もあります。そこで、カジキがルアーに触りにくるけど食い付かないとき
のために、トローリングスピードできれいに泳ぐソフトベイトはできないかと思った
次第です。オーストラリアのデッドベイトの釣りみたいなのが、そのままルアーでで
きたら、カジキをバラして悩んでるアングラーがカジキより先に飛び付くんじゃない
かと、悩んでるアングラーの1人として思いました。

そのようなことで、まだまだやったことない釣りや知らないことだらけで、勉強しな
いといけないことがたくさんあります。魚釣りって、本当にやってもやってもきりが
ありませんね。だから面白いのでしょうが……。今は新しいルアーを使うのがとても
楽しいから、テストに出るのもぜんぜん苦になりません。オフの気晴らしになって、
かえってうれしいぐらいです。少しでも早くビンナガが回ってきてくれるのを祈りな
がらテストを続けます。情報が入ったら、たとえワイルドキャットで行けないぐらい
遠くで釣れてる話でも、一番にお知らせしますので楽しみにお待ちください。

年末年始の予定はまだ決めてません。天気がよくて釣りに出られそうなら三輪崎にい
ます。天気が悪そうなら大阪か滋賀へ帰るかもしれません。もしベタナギになったら、
元旦でも釣りに出るつもりです。沖へ向かうボートから初日の出を見られたら最高で
すね。今は天気が悪過ぎるから、年末年始は天気がよくなるんじゃないかと思ってる
のですが、そのために予定を決めないでいるのはずるいでしょうか。


2005-12-18
ルアーズ  
さすがですね

  インプレッション、プロフィール他有難うございます。
インプレッションはさすがプロのコピーですね。
大手メーカーのカタログコピーみたいです。

ダブルスカートのほうがトローリングルアーみたいだし、
リギングも楽しそうですね。手を尽くしている感じが伝わります。
フックも大きいほうが迫力あっていいです。
  
>>ワイルドキャットでは(シングル、ダブル)両方の用意をして、
     そのことをゲストに説明して、どちらかを選んでいただくようにしてます。

 チャーターボートの鏡ですね。拍手です。・・・パチパチパチ!!
 
ルール離れてライブベイトつかった事ありますか。
釣の原点でおもしろいと思いますが。

ペンルアーとフックは後日他のなにかと一緒に送ります。
フックは土佐銀2又針です。
指に刺さってくる感じがいつのまにか”ヌメー”と入ってきます。
イヤですがよく刺さってきます。使ってみてください。水洗いすれば錆びません。

年末年始は三輪崎にいますでしょうか。
ルアーズは29日から4日までお休みさせてもらいます。


2005-12-18
あるぽん  
フィッシングライターの腕をふるってコメントを・・

■ペンルアーのインプレッション
日本で開発された数少ない完全オリジナルのライトトローリング用ルアー。カツオ、
メジサイズのフィッシュイーター全般からライトタックルのカジキまで幅広くカバー
する実力は定評がある。オーソドックスで安定したアクション
は様々なリギングとスプレッドに対応可能でボートサイズを問わず、マスタークラス
のアングラーにもビギナーにも使いやすい。

■ワイルドキャットのスプレッド(カツオ、シイラ、マグロ各種、小型カジキ釣り)
ロングリガー 50ポンドタックル-ミニホーク-ペンロング(4.5号スカート)
ショートリガー 50ポンドタックル-ミニホーク-ペンロング(4号スカート)
センター 20ポンドタックル-ラビット-ペンショート(3号スカート)
ロングコーナー 30ポンドタックル-フラットライン-ペンカット(3.5号スカート)
ショートコーナー 30ポンドタックル-フラットライン-ペンカット(4号スカート)

■服部の感想
こんなオリジナリティーあふれるトローリングルアーが国産であるとは知りませんで
した。半信半疑で使ってみたら、いきなりカツオとシイラがどんどん釣れたではあり
ませんか。ペンショートは小型のティーザーで引っ張るのにもってこいです。ペンカッ
トはライトタックルで両コーナーのフラットラインで引くのにちょうどいいルアーを
探し続けてたところへ一発ではまりました。ペンロングはカツオも釣れるし、マグロ
類や小型のカジキにもいけそうだし……。ということで、マグロ類やカジキを専門に
狙うとき以外、ワイルドキャットで使うルアーはペンショート、ペンカット、ペンロ
ングの三つで間に合いそうです。これからさらに使い込んだら、どんな結果が出るか、
今から楽しみにしてます。

■プロフィール
服部宏次(はっとり・こうじ)1955年生まれ。和歌山県新宮市在住。元週刊釣りサン
デー記者で現在はフリーライター兼チャーターボートキャプテン。父親の影響で物心
付いた頃から釣りに親しみ、磯釣り、バス、フライフィッシングなどを経てトローリ
ングに至る。1998年にグアムで120ポンドのファーストマーリンをキャッチ。以降、
さらにトローリングにのめり込み、2000年から新宮市の三輪崎港で自船ワイルドキャッ
トによる活動を開始。2003年からチャーターボートの営業開始。カツオ、シイラ、マ
グロ、カジキなどあらゆる魚種を対象にした幅広いトローリングの楽しみをゲストと
共有することを目指す。

こんなところでよろしいでしょうか。

昨日からさすがに風が強くて、とても釣りに出られそうにない状況が続いています。
カツオやマグロ狙いで黒潮の潮筋まで行くのは、しばらく無理みたいです。漁船もケ
ンケン釣りに出るのを見合わせてるようですし、年が明けてビンナガの情報が聞こえ
てくるまでは完全オフになるかもしれません。風がましになったら、また近くでアマ
ダイでも釣りに行ってみます。

アマダイ釣りの往き帰りにトローリングでルアーのテストをして帰港したら、三輪崎
漁港の漁師のおっちゃんから、「まーだカツオ引っ張っとるんかあ。もうないやろ」
と言われました。へんな釣り師の評判がますます高まりそうです。

漁師が使ってるカツオ用ルアーのスカートはほとんどシングルです。アクションもさ
ほどかわらないと思います。僕がダブルにしてる理由は、ボリューム感がある方が好
きなのとカラーの組み合わせが楽しめるからです。と言っても、内側のスカートはほ
とんど赤ばかりですが……。

グアムのデジマというショップで最初に買ってカツオがよく釣れたルアーが
ダブルスカートだったので、その影響が大きいかもしれません。すさみの
岸漁具製のヘッドはシングルスカートで使ってます。トローリング用のルアーはダブ
ル、ケンケン釣り用はシングルというわけです。ダブルスカートの方がトローリング
ルアーらしいと思いませんか。

フックサイズは、掛かる限り大きいのを使うのがいいと思ってます。特にカツオは口
切れでよくバレルので、ダブルのできるだけ大きいフックを使ってます。小さめのシ
ングルフックだと、掛かったうち3分の2以上はバレてしまいます。大きめのダブル
フックなら8割方獲れます。ダブルフックはIGFAのルール違反だから、記録を狙
うときはシングルにしないといけませんよね。ワイルドキャットでは両方の用意をし
て、そのことをゲストに説明して、どちらかを選んでいただくようにしてますが、だ
いたいのゲストはダブルフックを選択されます。めったにない記録より釣果というわ
けです。

先日の宅配便でペンカットを全部お送りしてしまいました。ペンショートとペンロン
グはいくつかずつ手元に残ってるのですが、ペンカットは一つも残ってません。お送
りしたのがオークションで出てしまうようでしたら、次のカツオ釣りまでに別のをご
手配ください。よろしくお願いします。
by biggame-lures | 2005-12-20 23:34 | Comments(0)
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