14日はキャスティングのキハダ、カツオに沸きましたが
15日はマグロもカツオも浮きが悪かったようです。
志摩沖のキハダも数が少なくなったようで、
この連休でこの夏のキハダ便を終わる遊漁船も。
14日はカツオ、キハダのナブラは1時間に3~5マイルくらいの速度で
東に”上って”いきました。
カツオやマグロが東に回遊していくのを”上り”
西に回遊していくのを”下り”とか ”落ち”と言います。
”上り潮” ”下り潮”
遠州灘では”上り潮”は東から西に差す潮を上り潮と言い、
黒潮のように西から東に差す流れを”下り潮”と言いますが、
地域で解釈が違うようです。
”上り潮” ”下り潮”は、干満による「上げ潮」「下げ潮」とは
全く違う大きな潮の流れです。
伊豆や遠州灘では東から西に差す黒潮の反転流を上り潮、
黒潮のように西から東にの流れを下り潮。
相模湾では房総と大島から入ってきて、
平塚伊東沖を流れて南に出ていく流れを上り潮、
黒潮のように西から東の流れを下り潮。
潮岬では黒潮が潮岬にあたって北上して
水道奥で西に向かい足摺岬に差す反転流を上り潮、
黒潮のように西から東にの流れを下り潮。
地域によって多少解釈の違いが違いがあるようですが、
”上り潮”は黒潮の反転流”という解釈や、
九州の一部では上げ潮下げ潮を言う地域があったり
紀州西岸では南から入る暖かい潮を上り潮、
北から差す冷たい潮を下り潮と言うようです。
”京都に向かう潮を上り潮、離れる潮を下り潮と言う”
という解釈が基本のようですが、
九州から潮岬に向かう(京都に向かう)潮を
上り潮とは呼んでいない?ようです。
いずれにしても
”上り潮” ”下り潮”は地域で解釈が違う用語みたいです。
ということですが、
14日、 カツオやキハダは
西に差す ”上り潮”の中を、
東に ”上り”ました。
ややこしいですね~!!
ついでに波と風。
風は西の風とか東の風とか、吹いてくる風上の方向で
風向きを言いますが、
潮は東、と言えば東に向かって差す潮のことで、
潮の向かう方向を指します。
これもまた逆ですね!!
つまり西風で西の潮といえば
潮と風がぶつかって三角波が立つのでご注意を!
カジキ・マグロトローリング【ビッグゲームルアーズ】