ポンピングをするとバラす !?
そーなんです。
ポンピングをするよりゴリ巻きのほうがバラシません。
ジギングでもキャスティングでも泳がせでも、そう言われますが、
トローリングでも同じ。スタンディングでもチェアーでも同じです。
ポンピングの方法として、よく言われるのが、
『 竿先を下げながら、リールを巻く 』
まあ、言葉としては正しいのですが
しかし、実際にその通りにやると
『竿先を下げながら・・・』
で、ここで微妙なタイムラグが発生して、
ラインのテンションを緩めてしまいます。
『 竿先を下げながら・・ラインテンションが無くなって・・リールを巻く 』
ラインのテンション、つまりリールへの負荷が無くなってから
リーリングしようとしてしまうからです。
ですから、ポンピングのたびにバラシのチャンスが生まれます。
ポンピングの際には常に一定のテンションを
ラインに掛け続けることが大切なんですが・・・。
ポンピングの方法をもっと的確に言うとすれば、
ゆっくり一定のスピードでロッドを立てる。
90度まで立ててはいけない。75度くらいまでです。
ロッドを立て終わる瞬間に、力でリーリングを始める。
このときにタイムラグがない(ラインテンションを緩めない)ようにする。
力でリールに巻きこんだ分だけゆっくりロッドを倒していく。
ロッドを倒し切ってもリーリングの力は緩めないで、
ロッドをゆっくり立て始めてから、リーリングを止める。
の繰り返し・・・
ポンピングの際には常に一定のテンションを
ラインに掛け続けることが大切です。
アスターンをかける時もラインテンションを
かけたままリーリングをするのがベストですが、
なかなか追いつかないですね。
この一定の力で、一定のスピードで、リーリングをするのが
もっとも上手なのは、電動リールです。
へこたれないし、休まないし、文句も言わない・・・
違う話にそれますが・・・
ドラッグ値が低いとカジキは走らない、暴れない、
と聞いたことがあります。
逆に、一気にドラッグをあげると、カジキはジャンプする、
とも聞きました。
単純に、
『 引けば逃げる、刺激を与えれば暴れる 』
と言えば、さもありなん・・ですね。
根に入った魚を根から出そうとするときに
ロッドの尻をカツカツたたいて刺激を与える方法もあるようです。
ヒラマサのカッタクリでもドラッグをあげたままだと
ヒラマサが一気に走り止められないのでハリス切れする、
ドラッグを緩めておけば走ってもじきに止まる、そうです。
先日石垣でクロカワ60kgを、PE3号でドラッグ4kgで
アスターンかけずに15分程度で寄せた時は、
カジキは手元にくるまで、ほとんど走らず、ジャンプせず、でした。
銛を打ってから大暴れして取り込みまで大変でした。
カジキの60kgは小さいですが、
そうはいっても60kgの魚は大きいですから・・・
ロッドもリールもカツオ用だったので、
ロッドやリールに不要な負担をかけないように、
つまり結果としてカジキに不要な刺激を与えないようにしたので
カジキが走らない、暴れない、だったのかな?と思うのですが??
ライトタックルや30lbクラスでのカジキの釣りを考えるにあたって、
豪快な50lb、80lbでの常識とは全く違う
繊細なアングラーのテクニックに左右される釣り、
カジキを手なずけて寄せる釣り?
も考慮したほうがいいかもしれませんね??
カジキ・マグロトローリング【ビッグゲームルアーズ】