オーストラリア ポートスティーブンスにルアー試釣に行ってきました。
ベイトフィッシングが主体のオーストラリアのトローリングですが、
充分ルアー試釣の成果がありました。
今回お世話になったのはオーストラリアでも5本の指に入る
名艇カリプソのキャプテン ティム、とクルーのアンディ君です。
カリプソはこの時期はホームポートのポートスティーブンスに滞在し
カジキを追いかけ、秋のシーズンはグレートバリアリーフに浮かぶグランダーの
メッカ、リザードアイランドでカジキを追いかけています。
カスタムメイドの43フィートの見るからに戦闘的なクルーザーでした。
カリプソ
キャプテンのティム
今回試釣したのは三輪崎WILDCATとのコラボで開発した
ブラックキャットのチャガータイプ、及び
スピンカットです。
ブラックキャットチャガー
他には トップガン、輝迫、コギンズ、を流しました。
この強力なラインアップのなかでヒットがあれば
プロトタイプは大成功なのですが・・・
朝7時半に出航してベイトフィッシングの後にポイントに到着が09:30。
早速ルアーを流す。
ショートコーナーにトップガン、ロングコーナーに輝迫、
ショートリガーに
スピンカット、ロングリガーに
ブラックキャットチャガー
の4本曳きです。
ちょっと変わったフォーメーションで、ロングショートといっても
ほとんど同じ距離でコーナーは2本とも3波、リガーも同距離で2本とも4波、
左右対称のコンパクトなフォーメーションでした。
ここのポイントは1マイル四方にカジキが集まっているとのことで、
コンパクトなフォーメーションを選択しているようです。
10:30
左舷リガーの
スピンカットにカジキが寄ってくるのが見えた。
誰かが「マーリン!」と叫ぶ!!
カジキは向きを変えコーナーのトップガンに吸い寄せられるように近づき、
トップガンにアタックするかというそぶりを見せつつ、ビルでルアーをからかい、
そのまま右舷に流れ、
リガーの
ブラックキャットチャガーに近づいた。
そしてカジキは「これだっ!」と、いわんばかりにブラックキャットに飛びついた。
リリリリリリリリリー
30lbのTICAのリールがけたたましいクリック音を立てた。
50mほどラインを出したところで、カジキは水面で大きく首を振った。
クリック音が止まる。
くそっ!バレた!
キャプテンのティムは躊躇なく、次の指示をアンディに出す。
全てのルアーを回収し、ベイトの40cmほどのハガツオを
両サイドのリガーでスキップベイトに流す。もう1本はショートに・・・・
(詳細は後日フィールドレポートにて)
午後2時半、そろそろ今日のトローリングも終わろうとする頃、
ロングリガーで曳いているスピンカットのリガーロッドが大きくしなった。
ラインの先で水柱が立ったと同時にラインが10mほど出て行ったが、
ロックアウトが外れない。何だろう?カジキじゃなさそうだ。
バラクーダか、シイラか、ロックアウトをはずして、30lbのティアグラを巻く。
なにか付いているが、ポンピングしなくても苦もなく巻ける。
ウオーッ!カツオだ!3~4kgある。さっぱりした日本食が食べたかったあー!
上が
スピンカット 下が
スピンバレット
この
スピンカットは、シイラ爆釣、沖サワラ、トンボの3kg、
カツオの大型、なんでも喰ってくる、マカジキサイズの小型ルアー。
泳ぎは抜群で、スピニングでも曳けるから面白いルアーです。
1本持っていると楽しいですよ。
2日目が終わってキャプテンのティムとルアーの話をしていると
ティムは
スピンカットを持って、
「ナイスなルアーだ、マーリンもなんでも喰ってくるだろうが、
イエローテール(キハダマグロ)には是非使ってみたい」
といってルアーを離さない。
もちろんルアーズとしては有名なキャプテンに使ってもらえれば
光栄なので、2本しかない
スピンカットのプロトタイプのうちの1本でしたが、
ブラックキャットチャガーと一緒においてきました。
ここのキハダは100kg超えるそうだから少し小さいかもしれませんが、
日本の80kgのキハダやマカジキにはちょうどいいサイズだと思います。
【ルアーズ カジキ・マグロトローリング】