ベイキング タイプフック と ツナ タイプフック
トローリングで使われるフックを代表するマスタッドフックやマルトフックには、
よく使われる名称でベイキングフックとツナフックの2タイプがあります。
一般的にベイキングタイプと呼ばれるフックは、
針先が針の軸と平行で、針先と軸の間が広く、
トローリングのように曳いて釣る場合にフックアップしやすい、
と言われています。
一般的にツナタイプと呼ばれるフックは、
針先がアイ(リーダーをつける環)に向っていて、
針先が魚の口にかかったときに引かれるアイに真っ直ぐ向くので、
フックアップしやすいと言われています。
ただし、針先と針軸の間が狭いので、
どちらかと言えば餌釣りに向くと言われています。
左がベイキングタイプ 右がツナタイプ
日本では一般的にそれぞれベイキングタイプ、ツナタイプと呼ばれていますが、
実はマスタッドも、マルトもベイキングタイプという呼び名は使っていません。
マスタッドもマルトも、どちらのタイプもツナフックとよんでいます。
マスタッドのベイキングは Bay King という
コード番号7754のまったく別のフックです。
ややこしいですが、マスタッドはツナタイプもベイキングタイプも同じ、
” サウザン ツナ フック ” で、
違いはコード番号の
7732・・・・(ベイキングタイプ)
7691・・・・・(ツナタイプ)
マルトでは
南方ツナフック・・・・・・ツナタイプ、
ツナフック・・・・・・・・・・・ベイキングタイプ
さらに ややこしいですよねー!!
正確に呼ぶと、混乱して間違いだらけになりそうです。
日本で使われる外来語は間違った意味で使われることも多いですし、
だからといって、それに新しい言葉を付けることで混乱させるほどの
必要性もさほど感じてはいません。
ルアーズではそのまま(間違えたまま)
針先の開いたベイキング、
針先の閉じたツナ、
と呼び続けてしまおうか、新しい名前をそれぞれに付けるか悩んでます。
でもまあ、このシーズンのさなか、どさくさまぎれで、
とりあえず、そのままでいきましょー!!
海外でベイキングタイプ、ツナタイプという呼称は通用しないことだけは
了承しておいてください。
PS 使用上どちらがいいかは好みですが、
ツナタイプを使う場合は大きめのサイズを使ったほうがいいようです。
小さいフックを使う場合はベイキングタイプがおすすめです。
カジキ・マグロトローリング【ビッグゲームルアーズ】